ブライアン・マイケル・ベンディス (著), スティーブ・マクニーブン (イラスト), デビッド・フィンチ (イラスト)
ニューアベンジャーズ:セントリーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
人気シリーズ第2弾!
百万の太陽のパワーを備える男、セントリーとは何者か?
地上最強のスーパーチーム、アベンジャーズの崩壊から半年、
スーパービランばかりを収容した最高警備刑務所ラフトで集団脱獄が発生した。
偶然、その場に居合わせたキャプテン・アメリカら6人のヒーロー達は、数十人ものスーパービランを相手に奮闘。
謎のヒーロー、セントリーの介入で辛くも勝利を収める。
その後、手がかりを追って原始の世界サベッジランドへと渡った彼らは、ウルヴァリンと遭遇、
事件の裏に国際諜報機関シールド内部に渦巻く陰謀の存在を知る。
一方、ラフトから姿を消したセントリーは、シールドによって捕捉されていた……。
気鋭のライター、ブライアン・マイケル・ベンディスが放つ人気シリーズ第2弾!
謎のヒーロー、セントリーの正体に迫る「セントリー」編、
集団脱獄の裏に潜む陰謀を追う「シークレッツ&ライズ」編、二本立てでお届け!
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■感想メタかったりB級だったりとナナメ方向の展開が楽しい一冊。 ニューアベンジャーズ:ブレイクアウトの続刊です。
前回登場して謎が多かった「セントリー」という人物の謎に迫ります。
この人物、もともとは2000年代に全5冊のミニシリーズで登場したヒーローなのですが、
設定上は「実は昔から居たけどみんなに忘れられていた」という設定。
なぜ彼が忘れられていたのか、という謎を解明するのが主な話なのですが、その解明の仕方がすごくメタい。
コミックのライターを作中に登場させ、
「あなたは私が生み出したコミックのキャラクターのはずなのに、現実に存在するなんて!」みたいなことを言わせたり、カバーイラストで
「僕はコミックのキャラじゃない!」と叫ばせてみたり、と第四の壁破りまくってて非常にメタいです。
デッドプールさながらですね。
セントリーの記憶の封印がどうとか、ボイドという怪物がどうとか、サッと目を通すとちょっとややこしいところも多かったので、じっくり読むのが良いです。
この「セントリー解決編」のあと、「
ハウスオブM(別冊)」を挾んで、「ニンジャ編」がはじまります。
このニンジャ編がすっごいwwwwwB級のノリでおもしろきw
サムライ! シュリケン! ニンジャ! カタナ! ワーオ!!!! って叫びながら読みたい。
ラフト刑務所から脱獄したうちのひとりが日本人(シルバーサムライ)という設定で、アベンジャーズメンバーが日本にやってきてニンジャ集団(ザ・ハンド)と戦うのですが、とにかくノリと勢いの数で推すアクションシーン満載。
「この絵の値段を知ったらきっと泣きたくなる」というメタ発言もw(1ページに描く物量が多くても値段は据え置きなんでしょうか)展開としては前回から追っている事件の黒幕にすこーしだけ近づいたような近づいてないような、すすんだのかどうか微妙なところ?
前半少し頭を使ったので、後半はバカになってただただニンジャの物量戦を楽しめ、みたいな感じがしました。ムーンナイト/光でヒロインをやっていたエコーが登場してました。