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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

ファンタスティック・フォー:ジ・エンド(65号)

マーベルグラフィックノベルコレクション


■感想
65号はファンタスティック・フォー:ジ・エンド

様々なヒーローの終わりを描くジ:エンドシリーズ。
終わりというからには死が描かれることが多いシリーズにおいて、ファンタスティックフォーの終わりとして描かれたのは「ヒーロー生活の終わり」であり、「普通の家族としての生」でした。

とある戦いでフランクリンとヴァレリアを失い、それによって、家族であった彼らはバラバラになってしまう。
もちろん憎み合って別れたわけではなく、それぞれ少しずつの気まずさと方向性の違いから疎遠に。時間がたてばたつほど修復が難しくなる関係でしたが、彼らをふたたびまとめたのはやはりスーでした。
ピンチのときにいつも中心の一本柱になるのは彼女だなという印象があります。

自分の殻にとじこもり、忙しくすることで現実をみようとしないリード。
火星で自分の家族と過ごすベン。
地球のヒーローとして活躍しているジョニー。
そして、ふたりの子供を救うための術を追い求め一人で命をかけて冒険するス―。

ス―の活躍により、二人の子供を取り戻し、チームのメンバーは再び家族となります。
危機と危険が終わり、彼らはただの家族に。これがファンタステイックフォーのジ・エンド。

と、この活躍の合間合間にかつてのライバル・ヴィラン達やアベンジャーズ、インヒューマンズや宇宙的存在などマーベルユニバースを支える面々が総出演して派手に戦いを繰り広げており、作中の顔ぶれはとても豪華です。マーベルユニバースのはじまりとともに生まれたFFの終わりを描くからこそのお祭り感。

明るい希望に満ちた終わりを描く作品でした。

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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