マーベルグラフィックノベルコレクション■感想
87号はアルティメット・スパイダーマン:デス・オブ・スパイダーマン
これは泣きます。
正史(アース616)ではないことは分かっている。
彼が死ぬこともわかっている。
分かっていても、実際にその場面を目にすると涙が出ます。
マーベル世界ではしばしばキャラクターが死ぬことがありますが、たいていは何らかの作用により生き返ったり、何らかの理由をつけて実は死んでいなかった、と再登場します。
しかし、このアルティメット誌ではもう生き返ることのないピーターの死が描かれます。
最後まで敵と戦い、愛する人を救い、救ったことを誇りに思いながら命の火を消したピーターの姿は、たとえ正史でなくても胸を打つものがあります。
最後のページに載せられた、ベンおじさんと肩を組むヴァリアントも素晴らしい余韻を残してくれました。