マーベルグラフィックノベルコレクション■感想
88号はデアデビル:マークド・フォー・マーダー
フランクミラーがデアデビルを手掛けた最初の数号が一冊になっています。
マットの正体がユーリックにバレて、なぜデアデビルとなったのか過去を語る回はオリジンエピソードそのもの。
マットの父親の男気がかっこよく、記事を燃やす選択をしたユーリックのオチまで含めて渋くて良い話。
フォギーの結婚式は親友の人生の大きな節目であり、また、最終話は切ない人情話として完成度の高い短編。
それからゲストの敵として、スパイダーマンの顔ヴィラン・ドクターオクトパスやデアデビルの宿敵ブルズアイも登場。
連載なので当たり外れはあっても当然……なのですが、どの号も味わい深くて面白い。
まるで短編集のような満足感のある一冊です。