キーロン・ギレン (著), ヴァレリオ・スキーティ他 (イラスト)
A.X.E.:ジャッジメント・デイあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
地球のミュータントは、独自の技術によって“死”から復活するすべを体得した。
エターナルズの宗主ドルイグは、生物としての摂理から逸脱するミュータントを危険視し、これを全滅させようともくろむ。
X‐MENを含むミュータントたちと、“神々”に近い存在であるエターナルズ……二つの勢力が対立し、全面戦争への緊張が高まる。
そんな危機的状況のなか、地球最強のヒーローチームであるアベンジャーズがとった行動とは!?
■感想
X-MEN Vol.2:徒花にて、ミュータントは死亡しても復活する、と言う情報が世界に明らかになった。
ミュータントはディービアンツの変異種だとして、エターナルズの宗主ドルイグが、「ミュータントは以上な逸脱である」と判断して、ミュータントを滅ぼそうと戦争をしかける。
エターナルズには神からの絶対原則がいくつかあり、そのうちの一つに「異常な逸脱を排除する」というものがあるからだ。
それに対抗するため、アベンジャーズ、ミュータント、反宗主派のエターナルズの面々が新しい神を創造する。
あたらしい神は、人類が生きるべきかどうか、審判を決行する。
人類ひとりひとりの行動と信念が判断され、その結果、なんと審判に不合格となった。
それにより、作られた神の手によって地球が滅亡する……という話。
不合格となっても即座に滅亡するわけではなく少し時間の猶予があるので、
そのあいだに神をなんとかするため、神を作ったアベンジャーズ・エックスメン・エターナルズの中から一部が共闘。
最終的には神自体が不完全だったとして滅亡は免れることができるものの、エターナルズの復活の仕組み(彼らもまた不死であるが、復活するためには人類一人の身代わりの命が必要)は人類にバレてしまい、その償いでセルシが死亡。エイジャックが新たな神になるという新展開を迎える。
その他の陣営にはとくに大きな変化はなく、ミュータントが一部の人類を復活させる団体を設立した程度か。
人は常により良い方向へ向かう努力をしないと、常に神に裁かれているんだ、というやや教訓めいた物語。
作品のメッセージを素直に受け取って、自分を顧みながら生きていきたいと思います。