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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

アメイジング・スパイダーマン:レベレーションズ&アンティル・スターズ・ターン・コールド(59号)

マーベルグラフィックノベルコレクション


■感想
59号はアメイジング・スパイダーマン:レベレーションズ&アンティル・スターズ・ターン・コールド

ピーターの正体がメイおばさんにばれた直後の話です。
スパイダーマンとしての普段の活動をしながら、ピーターとメイ、それぞれが「知ってしまった(知られてしまった)」事実にどう向き合っていくのかという動きが描かれます。

驚いて心臓発作で倒れてしまうのではないか、そんな危険な活動はやめろと怒るのではないか。
ピーター(と、これまでのメイを見てきた一部の読者)の予想を大きく裏切り、メイは全てを受け入れ、許すように努力し、さらにはスパイダーマン肯定派へと転換。
メイの、親としての大きな愛がうかがえて、彼女の印象が大きくかわりました。

スパイダーマンにおいて、ピーターの大切な人、としての役割が大きいメイでしたが、ここで、それだけではなく「メイ本人」としての人物像がとても深まった気がします。
メイは強く正しく、とても愛情深い人だった。
あまり描かれてはこなかったけど、彼女とてあの年齢まで生きた女性なのですから、それもそのはずなのですが、実際に目にすると実感がわきます。

スパイダーマンアンチのメディアを解約し、印象を良くするために暗躍する姿はまさに「子を応援する親」という感じでおもしろかったです。したたかなところも持ち合わせていて、とても魅力的な人だと思いました。
彼女にとっての「大いなる責任」は、きっとピーターを肯定することなのかもしれません。



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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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