スティーブ・オーランド (著), ポール・フライ他 (イラスト)
スパイダーマン2099:エクソダスあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ここは我々がよく知る地球とは別の世界、アース2099。
時は2099 年……大都会ヌエバヨークの平和を守るのは、この世界で唯一無二のスパイダーマンこと、ミゲル・オハラだ!
多くの人々が暮らすこの街は、特権階級“カバル”によって支配されていた。
アベンジャーズを倒したうえ、警察を手懐けて市民に暴力を振るい、暴虐の限りを尽くす彼らに一人で立ち向かうミゲル。
謎に包まれたカバルの背後にいる、大物ヴィランの正体とは?
そして、彼らの真の目的とは何なのか!? スパイダーマン2099の物語が始まる!
■感想
特定の階級の者はどんな悪事を働こうが許され、下層階級はただ怯え暮らす世界。
悪の権力組織カバルが支配するディストピア、それが2099の世界です。
この悪の組織のボスを倒すために戦っているのはスパイダーマン2099ことミゲル。
彼が様々な仲間を集めて、最終決戦に挑むという王道の物語です。
いつものアース616とは違うディストピアな世界ということで、本来の世界と同じ名前や似たヒーローが出てくるものの、全員違う人物です。
新しく再編された世界のため、特に詳しい設定や人物像は知らなくても大丈夫です。
何か壮大なものがありそうな世界、濃い設定を持っていそうな人物、の香りがふんわりと漂っているものの、エッセンス程度に理解できていれば楽しめます。
むしろ掘り下げはこれから。
もっと知りたい、という声が大きくなると、この世界観の作品が増え、だんだんと判明してゆくのでしょう。
ウルヴァリン:オールドマン・ローガン や
エイジ・オブ・アポカリプス1、2,3 を読んだ時に近い感覚がするので、そういった系統がお好きな方におすすめの一冊です。