マーベルグラフィックノベルコレクション■感想
41号はキャプテン・アメリカ&ファルコン:シークレット・エンパイア
アベンジャーズ・フォーエバー Part1(12号)で、苦難のなかにあるメンバーが集められていましたが、キャップはこの「シークレット・エンパイア」の直後の状態でした。
人々が信じていたキャプテン・アメリカという存在が、とある陰謀により一気に失落させられてしまう。
無実であっても、巧みな情報操作で民衆はキャップを悪人だと判断する。
これまでの功績があったにもかかわらず。
最終的に民衆からキャップへの信頼は復活しますが、逆に、キャップが信じていたものが嘘だったと知り、キャップ本人が失意に落ち、ついには引退を決意してしまう。
という、ふたつの信頼の裏切りでどんでん返しが起こる、プロパガンダ的な物語でした。
この作品は、もしかしたら、自分が何を信じるか、周囲に影響されず自分の心に問いかけなくてはならないという教訓なのかもしれません。