征服者カーン

ジャクソン・ランジング他 (著), コリン・ケリー (著), カルロス・マグノ (イラスト)
征服者カーン

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

征服者カーンことナサニエル・リチャーズ。
圧倒的な科学力とタイムトラベルの技術を誇る彼にとっては、時間の流れなどなんの意味も成さず、全ては征服の対象でしかない。
あらゆる時空を縦横無尽に行き来するカーンは、時に無慈悲な征服者として、時には勇敢なヒーローとして、あらゆる時間軸の中でいくつもの人生を生きてきた……
果てのない征服の果てに彼が目にしたものとは!?
2023年2月公開の映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』に登場して話題をさらうこと必至。
噂の大物ヴィランを主役に据えたコミックがベールを脱ぐ!

■感想
人間らしさをどこに求めるか、の哲学。だと思いました。

MARVEL世界には強者という存在がかなり多いと思います。
サノスしかり、ドゥーム様しかり、アポカリプスしかり。圧倒的なちからを持つ人達。
普通にやってたら絶対勝てないような、そんな存在。

そのなかのひとりに数えられると思わしきカーン。
彼の唯一の弱点が”愛”であることが、大変興味深く感じました。
時間を超越し、どんな時代にも縛られず征服行為を続けるカーン。
けれど愛に縛られている。
彼の持つ人間らしさが、このなかにあるのかな、と。

あとドゥーム様がちゃっかりご登場なさってて大変良かったです。
カーンとも互角以上に渡り合うドゥーム様はやはり素晴らしいです。ドゥーム様バンザイ。