グレッグ・パック (著), エマ・リオス (イラスト)
ドクター・ストレンジ:シーズンワンあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
魔法修行に入ったストレンジは兄弟弟子の格闘家ウォンとコンビを組んで、闇の存在とのバトルを繰り広げることに! 息をもつかせぬアクション、ファンタジー、ロマンスの果てに、未熟な彼らは邪悪な敵を倒し、魔法の極意を掴むことができるのか!? マーベル史上最もミステリアスとも言われるヒーロー、ドクター・ストレンジがここに目覚める!
■感想
オリジンというよりはオリジナル。ドクター・ストレンジのオリジンを現代風にリメイクしたもの、と銘打たれていますが、展開が少し急ぎ気味(とくにエンシェント・ワンと出会うまでの部分。ストレンジが外科医としての地位を失う過程や、エンシェント・ワンを探すまでの部分、傲慢な性格であることなどがたったの数コマ~数ページで高速展開されてしまう)なので、ある程度スティーブンという人物を把握して脳内補完をしないと少し分かりづらいところはあると思います。
しかしそれ以外の部分としては面白く、どちらかといえば、指輪をめぐるひとつの冒険のなかでウォンとの友情を育むストーリーとして楽しめました。
映画に先駆けて刊行されたのだと思うのですが、映画とはまったく別物の話となっています。どちらかというと、逆に映画で予備知識をいれてから読んだほうがおもしろいかも。
巻末にはディフェンダーズが1話分収録されていますがこれは尻切れ。ページ数が余ったから入れておいた感が否めないかもしれませんが、シーズンワン本編はきちんとまとまっているので、ご安心を。