ドニー・ケイツ (著), ディラン・バーネット (イラスト)
コズミック・ゴーストライダー:ベビーサノス・マスト・ダイあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
サノスとの戦いに敗れたフランク・キャッスル、またの名をパニッシャーは、ギャラクタスと同盟を結んでコズミック・ゴーストライダーとなった。 ギャラクタスと共に再びサノスに戦いを挑んだフランクだったが、敗北してサノスの部下となり、フォールン・ワン(シルバーサーファー)の襲撃を受けて本当の死を遂げた。 しかしオーディンの手を借りて蘇った彼は、今度こそ全ての元凶であるサノスを抹殺することを決意する。まだ無力な赤ん坊のサノスを殺害するべく、フランクは過去へと向かった。 コズミック・ゴーストライダーはサノスを倒し、宇宙を救うことができるのか!?
■感想
サノス・ウィンズ で登場したフランクゴーストライダーが主人公です。
あの絶望の世界の回避のため、ゴーストライダーは幼少時のサノスの元へゆき、元凶を断とう(殺す)としますが……という話。
サノスであっても赤ちゃんを手にかけるなんて、ということで、良い子に育つようにフランクはサノスを育てなおそうとするも、未来から来たヒーロー達にサノスもろとも狙われる。
「人は変わることができるのか?」「運命は変えられるのか?」
というフランクの苦悩が、コミカルなキャラクター達で描かれています。
実際のところ、表面上はフランクはとんでもなく変わってしまったように見える。
デッドプールみたいなおしゃべりでハチャメチャな言動をするようになっているので。
けれど終盤の展開は容赦なく、運命もフランクもサノスも変わらない(道が違うだけで結果や本質は同じ)現実だったように思います。
後半はシリアスになりましたが、赤ちゃんサノスや親しみやすいギャラクタスの登場などみどころはたくさんあり、シリアスはシリアスでも陰鬱ではなく熱いシリアス(?)なのでサックリと読める1冊だと思います。