スーペリア・スパイダーマン :ゴブリン・ネイション※fujisan.co.jp通販専売なのでアマゾンリンク無しです。
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■感想
ついに完結!
スーペリアスパイダーマン、作品全体としてとても面白かったです。
前巻ラストのゴブリン同士の闘争……は、わりとあっさりと終わり、最後はやはりゴブリンVSスパイダー。そこに、スパイダーマンへの恨みをつのらせたジェイムソンが参戦。
ミゲルや、意識体となっているピーターも奮闘し、複雑な勢力図が展開。
最後に勝利を手にするのは……!? といった感じで引き込まれました。
スーペリア(より良い)スパイダーマンを目指したオットーは、最終的には、ピーターこそがより良いスパイダーマンだということ、自分はそこにはたどり着けないことを悟って自ら身体を返します。
この物語は、オットー、ピーターの双方にとって得たものが大きく、成長の物語だったように思います。
身体を乗っ取られて好き勝手された後処理はたくさんあるものの、オットーがピーターに残したものは多い。良いものも悪いものもありますが、それもまた全て受け入れて、他人の行動の責任すら背負っていくのばピーターなんだなあと。
オットーの人間らしさ(アナマリアへの愛や、彼なりにより良いヒーローを目指したところ)がたくさん見れてますます好きになれたし、
ピーターの不屈の心や責任感も見れて彼のこともまたたくさん好きになりました。