クリス・クレアモント (著), フランシス・ムーア (著), クレイグ・カイル (著), クリストファー・ヨスト (著)
ニューミュータンツ:デーモンベアあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
かつてダニ・ムーンスターの両親の命を奪ったデーモンベアが、彼女の前に再び姿を現した。
若きミュータントで構成されるニューミュータンツは、ムーンスターを救おうとするが、
それは本当の恐怖の始まりに過ぎなかった…。
コミックアートに革命をもたらしたビル・シンケビッチ担当の表題作を始め、
完結編となる『X-フォース』も収録!
■感想
全てのコマが見どころと言っても過言ではない。ニュー・ミュータンツのダニとデーモンベアの因縁を描いたエピソード+クマ絡みを集めたコンピレーションです。
ストーリー的には前後の流れからのぶつ切りなのですが、今作のみどころは物語ではない(と言っても過言ではない)ので、置いておいて。
今作のみどころは、何といってもビル・シンケビッチのアート。
まさしくアートなのです。
あまりにファショナブルで個性的。1コマ1コマがアーティスティックで、眺めているだけでもため息が出てしまいそうです。
コミックらしいデフォルメがありつつ、アーティスティックなイラストは、どのコマを切り抜いても絵になる。
この大胆な構図、臨場感、迫力。真似しようとしても相当に難しい……。
アメコミに限らず、「絵」というものに関して興味のある方は必見の一冊です。