マーク・ウェイド (著), ハンベルト・ラモス (イラスト)
チャンピオンズ:フリーランサー・ライフスタイルあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
「チャンピオンズに暴行された」というホームレスの通報が波紋を呼び、SNS上で非難の声を浴びてしまうチャンピオンズ。 その事件の影にはチャンピオンズを快く思わない大人たちと、彼らが雇った傭兵集団“フリーランサーズ"の姿があった。 特殊能力を持つ傭兵たちと、悪意ある大人たちによる策略を打ち破り、チャンピオンズは名誉を回復できるのか? MARVELが誇る若手ヒーローたちの活躍を見逃すな!
■感想
今回も面白かったです。チャンピオンズのシリーズを読んでいると、人の善意と悪意について考えさせられることが多いです。
前巻(
チャンピオンズ:チェンジ・ザ・ワールド)の最後の話の続きからかと思いきや、別エピソードからはじまったので読み始めは一瞬戸惑いましたが。
あれはあれで終わりなのか。
でも今回のはじまりを見るに、成功、順調にすすんだようですね。
そんな快進撃を続けるチャンピオンズが、因縁のあるフリーランサーズにハメられて落ちていく前半ストーリー。
僕個人は、「そんなこと思いもつかなかった」というような手法でチャンピオンズをハメるフリーランサーズをみて、人間の悪意について考えてしまいました。
ああいう作戦を「思いつく」ってことがもうすごいんですよね。
自分のなかにそんな発想が無い、甘ちゃんだったなと思い知らされてしまい、メンバーと一緒に落ち込むなど。
逆に、それを覆したノヴァの作戦にも拍手でした。頭いい。2話分で起伏のあるストーリーで物語的にもおもしろかったです。
後半は
シークレット・エンパイア2のタイインでした。
解説にあらすじはあれど、これ単品だとちょっと追いづらい部分が多いかも。
しかしこれもまた「無常な世界」に打たれ、しかし立ち向かう若者たち。という姿勢はそのままで、ブレないチャンピオンズらしさという点ではじゅうぶんに伝わるものだったと思います。