ジェイソン・アーロン キーロン・ギレン カルロス・パチェコ フランク・チョー ダニエル・アクーナ アラン・デイビス アダム・キューバート ビリー・タン
X-MEN:スキズムあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
サイクロップスとウルヴァリン、因縁の激突!
突然の「M-デイ」に始まるミュータント種の苦境の中、X-MENはサンフランシスコ湾に浮かぶ人工島に聖域「ユートピア」を築き、ミュータントの救世主と思しき運命の少女ホープと、彼女の登場に触発されて誕生した5人の若きミュータント、ライツの育成に努めていた。
しかし、その一時の平穏は、ある若きミュータントの造反で一瞬にして破られた。
キッド・オメガが引き起こした各国政府への政治テロが、世界的な反ミュータント感情を改めて煽り立てたのである。
ミュータントの数が激減した今こそ、殲滅の絶好の機会だ--。
人類の攻勢に備えるべく、背水の陣を敷くX-MENだったが、その戦闘方針を巡って対立が起きる。
以前からぶつかり合ってきたサイクロップスとウルヴァリンの互いへの鬱憤が、ついに爆発したのだ。
種族絶滅へのカウントダウンの中、運命の死闘が幕を開けた……。
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■感想本当に優しいのは、どちらだろうか。ただでさえ数が少ないXメンが、とある事件がきっかけてで真っ二つに割れてしまう話。
どうあがいても世界はミュータント迫害をやめてはくれない。
そう悟った時、ミュータント達はどうすべきだろうか。
スコットは「年齢に関係なく、全てのミュータントが反撃の手段」を持つべきだと考え、ウルヴィは「せめて子供の間だけは、子供らしくあるべきで、大人になってから戦えればいい」と考える。
ウルヴィの意見は優しいようであり、甘いようでもある。
スコットの意見は厳しいけれど、生き残りを考えるなら必要かもしれない。
子供に訓練を施すことを、「兵士に見立てる」のか、それとも「自衛の手段だ」と考えるのか。どちらが正解か、などというのは決められないけれど、決定的な思想の違いにより、ふたりは別れ、残ったミュータントも各々の考えで好きなほうにつく。
ずっと教授の考えに従ってきたスコットの側にはマグナスがつき、野蛮だと言われ続けてきたウルヴィが教授の残した学園を再建するというのがとても皮肉。
思想のすれ違いなだけで、お互いが嫌いになったというわけではないのがわかり、読後感は切なさの残るシリアスめな話でした……が、一箇所、
大型センチネルが目の前に迫ってる状況でウルヴィとスコットが殴り合いの喧嘩はじめるのはさすがに草www そこだけはギャグだったw先にセンチネル倒してwww