ブライアン・マイケル・ベンディス (著), ステファノ・カセッリ (イラスト)
インビンシブル・アイアンマン:ザ・サーチ・フォー・トニー・スターク あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
昏睡状態だったはずのトニー・スタークが、突如として行方不明になった。
アイアンハートことリリ・ウィリアムズと仲間たちは、総力を挙げてトニーの捜索を開始する。
その一方で、スターク・インダストリーズの乗っ取りを企てる一派も動き出していた。
混乱を極める状況のなか、アイアンマンの後継者として名乗りを挙げたのは……
マーベル・ユニバースの超大物ヴィラン、ドクター・ドゥームだった!?
アイアンマンを巡る壮大な物語は、クライマックスに向けて加速する!
■感想
時系列としては、
シビル・ウォーⅡで昏睡状態に陥ったトニーが復活する物語です。
インビンシブル・アイアンマン:アイアンハートインビンシブル・アイアンマン:アイアンハート2/リリの選択
からの続きの流れになります。
翻訳が出ていないインファマスアイアンマンと、上記のインビンシブルを流れを回収してひとつにした作品です。
トニーが昏睡に陥ったあと、インファマス~にて新しいアイアンマンとして活動していたドゥーム様。
彼の真意は最後までぼかされたままだったので非常に想像が広がります。
真にヒーローになろうとしていたのか、それとも……。
哀愁ただようお姿に心が痛い。
トニーの復活は素直にめでたい。のですが、死者を生き返らせるという禁忌をさらっと起こしてしまっている(そして受け入れられている)のは、さすが、これまでのトニースタークというキャラクターありきでしょうか。
死んだと思っていたが、死んだように見せかけて実は生きていた……とか、死んだのは別人だった……というのはマーベル世界ではよくありますが、実際に死んだ人が、超常現象抜きで生き返るのは結構めずらしいのでは。
新しいシールドや、アイアンマンになれなかったドゥーム様の今後など、気になる展開も残しつつひとまずはキリの良いところまで来たという感じでした。